2023.02.24「考えるエンジンFORコンサルタント」で当ブログのレビュー記事を紹介していただきました!

【レビュー】「静かな人」の戦略書 ※著者出演動画(日本語字幕表示可)が最後にあり

読書
この記事は約8分で読めます。

今日の学びは「内向型の人でもビジネスで活躍することができる!」

  • 自分の個性を大切にして、安全地帯から一歩踏み出す
  • 他人に貼られたレッテルのせいで自分の可能性を狭めてはいけない

【学びレベル】

評価 :4.5/5。

(2023/7/18追記)
最近、著者のジル・チャンさんも日本のYoutubeで出演されています。この動画を視聴するとどのような方が雰囲気が分かると思いますので、まずは動画2本をご紹介させていただきます。

私はじっくり考えて分析するといった「内向型」の部分が強いので、この本には納得いく記載が多く、今後の仕事にも活かせる内容が多いと実感しました。

では、本書で気になった箇所をあげていきます。

スピーチのための情報集めに余念がなく、何度も練習する

CHAPTER 1 「はったり」はいらない(本文48ページ

内向型の人は「はったり」がきかないので、初めてのイベントやプレゼンでは事前の情報収集や練習でリスクを減らすというのは確かに重要ですよね。

内向型の脳は即座に反応するのが得意ではない

CHAPTER 3 「革新」の能力を集中的に磨き上げる(本文67ページ

内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要があるのだ

CHAPTER 4 独特の「脳の特徴」を引きにする(本文78ページ)

近所の公園で子供を遊ばせるときは、よその親たちと一緒に子育ての話題でおしゃべりするより、公園の端っこで本を読んでいるほうがいい

CHAPTER 4 独特の「脳の特徴」を引きにする(本文81ページ)

内向型は自分が話しているときは視線をそらすが、相手の話を聞くときは、目を合わせる回数が増える

CHAPTER 4 独特の「脳の特徴」を引きにする(本文84ページ)

ここら辺は内向型の特徴を書き出した引用ですが、私も即レスポンスを求められる場面ではヒヤッとすることが多いですし、心を休めるために「ひとり時間」は大事です。また最後の「視線の使い方」もまさに私といった状況で、これらの内容にはうなずくばかりです。

あなたは自分にぴったりの仕事を見つけるか、仕事に合わせて自分を変えるしかない

CHAPTER 5 自分を「現実的」に見つめ、受け入れる(本文100ページ)

内向型が新しい環境ならではの問題に直面したとき、それを乗り越えて環境になじむためには、必要なことが3つある。
「仲間を見つけること」、「仕事の能力を示すこと」、そして「明確な成果を出すこと」

CHAPTER 6 ストレスフリーで「新しい環境」になじむ(本文105ページ)

上の2箇所は、転職後のパフォーマンスを見せる場面で教訓になると思います。個人的には、まず「仲間」を早く見つけていくことが重要と考えています。
新しい会社でのプロセスや情報源などを見つける際は社内事情に詳しい「仲間」が心強いですし、なにしろ仕事の効率が断然変わりますので、「仕事の能力」や「成果」を出す近道になります。

仕事相手の興味や価値観について知りたいと思ったら、フェイスブックかインスタグラムかリンクトインで、その人とつながればいい

CHAPTER 6 ストレスフリーで「新しい環境」になじむ(本文113ページ)

私もプロジェクトが始まる前に、仕事仲間やクライアントのフェイスブックやリンクトインは見てしまいます。そうすることによってその人の趣味・環境がわかり、コミュニケーションが取りやすくなりますし、仕事も進めやすくなりますよね。

内向型の人たちは深く考えるのが得意だ。頭に入れた情報を長いあいだ保存しておくことができる。だからこそ、「問題が解決したあとは、そのとき考えたことや感じたことを、いつまでも覚えておくことはない」と自分に言い聞かせる必要がある。

CHAPTER 8 落ち着いて「もめごと」をさばく(本文139ページ)

自分が担当したタスクは、失敗したときはもちろん、成功したときも、数週間・数か月で振り返ってしまい、「あのときこうすれば成功できたのに、もっといい結果が出せたのに」とクヨクヨすることがあります。これは内向型の習性なのですね。。。みんなそうだと思っていました。

職場において、正反対の性格の人(=外向型)とうまくやっていくためのコツをいくつか紹介しよう。

「遂行能力」を発揮する
効率のよい仕事ぶりで結果を出し、上司を喜ばせ、チームのみんながのびのびと働けるようになれば、誰もがあなたと一緒に仕事をしたいと思うだろう。

「深く考える」ことができる
外向型は報酬を求めて動くのに対し、内向型は危険を回避し、エネルギーを節約し、失敗を減らすための生存戦略を身につけたのだ。

CHAPTER 13 外向型文化のなかで「バックハンド」で戦う(本文193,198ページ)

陰と陽をうまくつかって、内向型の強みを発揮していこうという内容と理解しました。

たとえば、通常の声量で話すときは、自分の最大声量の50パーセント程度だとしよう。壇上では、少しボリュームを上げて60パーセントくらいにすればいい。

CHAPTER 18 人前で話す極意(本文258ページ)

これはプレゼンのコツのひとつです。誰でも大人数での発表では緊張してしまい、小さい声で早口になってしまいます。早口になると、思考が追い付かなくなり、舞い上がってしまうという逆効果も。
あえて意識して「大きな声」で「ゆっくり」と話すと、プレゼンが断然よくなりますよ!

いまのところ、私の人柄を伝えるうえでもっとも効果的な方法のひとつは、フェイスブックやリンクトイン、インスタグラム、ツイッターなどのSNSを利用することだ。

CHAPTER 20 静かな人は「SNS」を使い倒すべし(本文265ページ)

外向型のようにいろんな人に話しかけてコミュニケーションを取らずとも、「自分」を知ってもらうツールとして「SNS」を活用するのもありという話でしょう。

ご存じのとおり、内向型にとって文章表現は重要な武器のひとつだ。そのため、文章を使って自分の影響力を確立するには、ブログやホームページ、ウェブマガジンなど、SNS以外のメディアを使うこともお勧めしたい。

CHAPTER 20 静かな人は「SNS」を使い倒すべし(本文270ページ)

まさにこのブログが内向型の私にとって「文章表現の場」になっています。
よし、私の強みを発揮していこう!

内向型には、よく考えてから仕事をするための時間が必要。その場でぱっと対応するのは、あまり得意ではない。

CHAPTER 23 あえて「正反対」の相手とタッグを組む(本文306ページ)

これはあえて「時間をおく・取る戦略」が内向型には有効ということですね。

重要なのは、リーダーとしてどのように状況を認識し、自分の強みを最大限に生かすということだ。ビル・ゲイツはかつてつぎのように語っている。

「賢明な内向型は、『物事を深く考えるための時間は惜しまない』『文献に慎重に目を通す』『期待を超える頑張りで問題を解決する』といった長所をみずから見つけることができるだろう」

CHAPTER 26 「静かな羊」がライオンを導く(本文306ページ)

これまでのリーダーは外向型が多かったように思いますが、GAFAMを代表とする現在のIT業界では内向型のリーダーも珍しくなくなってきています。その中でも代表的な一人であるビル・ゲイツが、内向型リーダーの長所をあげていて、あらためて内向型の性格も決して短所にならないことを明言しています。

まなぶくん
まなぶくん

内向型の人が自覚するだけでなく、外向型の人が内向型の性格を理解し、お互いが協力してチームとして共創し結果を残していければ、チーム全体としてのパフォーマンス向上が望めるよ!

<Kindleで購入する>
https://amzn.to/3DwaTUu

<Amazon.co.jpで購入する>
https://amzn.to/3xlbsg0

日本語版への序文──控えめで強力な「静かな力」
INTRODUCTION:鎧を脱いで身軽になる

■PART1:静かな人の「仕事」の戦略
──冷静沈着に「戦略的思考」を生かす

CHAPTER 1:「はったり」はいらない
CHAPTER 2:戦略的に「得意なこと」で勝負する
CHAPTER 3:「核心」の能力を集中的に磨き上げる
CHAPTER 4:独特の「脳の特徴」を武器にする
CHAPTER 5:自分を「現実的」に見つめ、受け入れる
CHAPTER 6:ストレスフリーで「新しい環境」になじむ

■PART 2:静かな人の「人間関係」術
──「深く聞く力」で人を魅了する

CHAPTER 7:仕事の戦場で「味方」を増やす
CHAPTER 8:落ち着いて「もめごと」をさばく
CHAPTER 9:「他人の感情」にいちいち振り回されない
CHAPTER 10:「電話」は難敵にも強い味方にもなる
CHAPTER 11:「交渉」を成功させるカギは聞く力
CHAPTER 12:「出張」で力の浪費を最小限に抑える
CHAPTER 13:外向型文化の中で「バックハンド」で戦う

■PART 3 冷静な力を「人前」で生かす
──完璧な準備で「質の高い」仕事をする

CHAPTER 14:長所を生かせば「イベント」は楽勝である
CHAPTER 15:そもそも、本当に行く必要があるのか?
CHAPTER 16:勝敗は「始まる前」に決している
CHAPTER 17:社交は「戦略」がすべて
CHAPTER 18:人前で話す極意
CHAPTER 19:会議で「隠れる」ことはできない
CHAPTER 20:静かな人は「SNS」を使い倒すべし

■PART 4:静かな人の「潜在能力」
──しなやかな「リーダーシップ」を発揮する

CHAPTER 21:「謙虚さ」こそが成功をもたらす
CHAPTER 22:タイプを混ぜれば「最強チーム」ができる
CHAPTER 23:あえて「正反対」の相手とタッグを組む
CHAPTER 24:上司を「管理」して、正当な評価を得る
CHAPTER 25:リーダーに「カリスマ」はいらない
CHAPTER 26:「静かな羊」がライオンを導く

追伸:
下の動画は著者自身が出演しているものですので、本書が気になった方はぜひご覧になってみてください。(「設定」から字幕で「英語(自動生成)」を一回選択し、再び字幕から「自動翻訳」を選択し「日本語」を選択すると、「日本語字幕」を表示できます)

コメント

タイトルとURLをコピーしました